Cowspiracyを観た

表題の通りだが、”Cowspiracy”という映画を観た。多少の不満はありつつも、ドキュメンタリーものの映画としてはすごく良いと思う。

要約すると、地球環境保全のためには菜食主義に移行するのが一番だぜ、って内容。
なぜ?を知るには映画を見るのが一番で、なぜなら膨大な時間かけて、わかりやすく、丁寧に、論理飛躍がないように組まれて練られたストーリーラインと映像美で解説してくれるからだ。

以下は、映画の訴求ラインに沿って、より身近な日本ではどうか?ということに視点を当てて事実を追ってみようとした。日本は現在牛肉フィーバーが来ているようだ。

日本人の食肉動向

「食肉の消費動向について」、農畜産業振興機構 https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000814.html

上記によれば、日本人は年間30kgの食肉を食べている。82g/日であり、映画に出てきた250g/dayという、おそらくアメリカ人の平均食肉消費量と較べると少し小さいようだ。
特に牛肉の消費量は一度落ち込んでおり、これはBSE騒動が日本で起こったためとのことだが、これも13年が経ち、消費量も回復してきたとのこと。この資料で驚くべきは米の消費量が1960年には年間115kgだったのが57kgになったということだ。ほぼ半減している。

一方で食肉の生産量をみると、牛肉、豚肉、鶏肉と種類がある中で、特に牛肉が20%近く伸びているようだ。豚(変わらず)、鳥(2%の微増)に比べてその増加は特筆すべきものにある。まさに、cowspiracyで恐れられていた状況だ。日本の場合は国内の畜産牛の量は増えておらず、輸入物だけが20%増加している。

日本人と牛肉

さらに資料を紐解いていく。特に面白いのは価格動向だった。各部位ごとの卸価格と取引価格を種類別に出しており、以下のような小売価格だ。私はサーロインが好きなので、サーロインを例に進める。価格は2016年のものだ。100gあたりの値段である。

[国産]
和牛:1,342 / 1,105 (セール時)
国交雑種:944 / 837(セール時)
その他: 643 / 525 (セール時)

[輸入]
オーストラリア: 437 / 360
米国: (サーロインデータなし、だが他の肉は豪州の1.4倍ほど)

ちなみに、2012年と比べると牛肉価格は16%も増えている。価格があがっているのに、需要も増えているのだから、売り手にとっては喜ばしいのではないだろうか。物価指数が上がらない、アベノミクスが効いていないと巷では言われているが、牛肉の価格が16%増えている。

TL;DR

近所のスーパーの牛肉が全国平均とあっているか確認して、高ければ避けよう。

Reference

“食肉販売動向調査結果(平成29年度下半期)”, 農畜産業振興機構, alic, http://www.alic.go.jp/content/000142200.pdf
”牛肉の価格動向”、http://lin.alic.go.jp/alic/statis/dome/data2/i_pdf/2050a-2115a.pdf

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