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2018に読んだ本まとめ

久々の更新。記録は取っておかないと。
2018年読んだ記録を見返すと短いようで1年は長かったんだなぁと実感できる。
時間を取れたことに感謝。
再度振り返って見て、あぁよかったなというものもあれば、なんでこれよかったんだっけ?というものも。
そのうち、以下の辺りは特によかった。

以下、少し

日本人では珍しい?怖いもの知らずの冒険譚。「間宮林蔵」

まずはこちら。江戸時代に未開の蝦夷地の探検を命じられた間宮林蔵を題材とした小説。

冒険譚といえば、西洋の大航海時代ものを思い浮かべるのだが、こちらは日本人の話なので
感情移入も比較的簡単。
未知の地に乗り込み、現地の部族に出会い、交流し、サバイブしていく様は少年心をくすぐること請け合い。
教科書ではおそらく一行程度でその功績を記述されている人物が、こんなすごい人だったなんて。

何が良いって、好奇心の塊のような林蔵は限界を定めずにどんどん進むあたりが良い。
普通の人ならリスク高すぎてここで諦めるやろ〜というようなところを二度も三度も突破して突き進む様は痛快。
もちろん、そこで諦めていたら偉人とは記録されないわけですが、それでもこの冒険力がすごい。
冒険をしていた頃の林蔵は28〜32歳くらい。本当にすごい。

スパコン大家の研究史、「スーパーコンピューターを20万円で創る」

タイトル見て、あー、20万で作れるならいつか作って見たいなぁなんてゆるい気持ちで

読み始めた。蓋を開けてみれば、ゴードンベル賞を8回も取ったスパコンの話。
この本で書かれているような汎用ではない、的を絞った専用アーキテクチャのコンピュータは
まさに今年、爆発的な力を見せつけた。

この本はそんな専用アーキテクチャの”はしり”とも言える、GRAPEの開発史だった。
一握りの秀才たちがしのぎを削る天文学の研究者たちは、コンピュータの設計まで手がけられるわけだから、
さすがというか、優秀すぎるというか、、、。

”飲み会というものは見知らぬもの同士が知り合うためにするもんや。すでに知ってるもの同士が飲んでどうなる?そんな時間あるなら勉強しておきなさい”

というのは登場人物のセリフだが、飲み会に意味を求めるあたり、とても真似できない。そんな秀才たちの
金言に溢れた良作。

 壮絶な戦い。「病の皇帝「がん」に挑む ― 人類4000年の苦闘」

そして2018年、もっとも圧倒的だったのはこの本。上下2巻の構成だが、これはもう人類全員にオススメできる。
「がん」と人類の戦いの歴史。
本によれば、がんてのは古い時代からあまねく存在しており、老化の一種のような感想を抱く。
現在、人類の死因となる病気の第一位らしいが、これは人類の寿命が上がったことによるもので、
人間に寿命を告げるものとしていずれ発動するのがガンという感じだ。
(この死は全てがうまく発動するわけではなく、不幸にも想定より早く発動することもある。)

その、受け入れがたい運命におこがましくも抗っている人類。
がんと戦うために様々な医学的発見、治療法を発見し、科学の発展とともにがんを追い詰めていく。
が、そんな人類の進化も虚しく、がんの死への誘いは絶対的で、治ったかに見えた人も次々と犠牲になっていく。
時代を超えて、積み上げられた生と死。医師と患者の時間と努力。
先日、ホモデウスを著した(私は未読)ユヴァル・ノア・ハラリがテレビで「人間は死をも乗り越えて神になろうとしてる」
と言ってたが、がんを克服しようとする過程は、まさに人類が神になるための試行錯誤だと感じた。

まとめ

いい本に出会うのは難しい。そして、読んだことを忘れないようにするのも難しい。

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